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店舗が無いスコーン専門店
2023年8月、佐世保市になかなか個性的なスコーン専門店がオープンしていた。
なんと、実店舗を持たないスコーン専門店だ。
しかし、とってもオシャレでシッカリとした工房があるから驚き。
実店舗は無いが、オンラインショップをメインとして販売をされている。
知る人ぞ知る的な、ワクワクが詰まったショップが「mir」（ミーア）だ。
こんな面白いスコーン屋さんが佐世保にあるなんて！
もう、興味津々過ぎたので、工房にお邪魔して色々聞いて来ました！
スッゴく良いお店なので、スコーン好きはこの記事の情報を是非チェックしてみてください。
理想を求めて夫婦で作ってる
mirはご夫婦で営まれています。
旦那さんには、どうしても譲れない理想のスコーンの味がある。
その理想のスコーンが食べたくて、夫婦でスコーン専門店を始めてしまったのだ。
奥さんが作り、旦那さんと奥さんの厳しい判定が行われて商品が誕生する。
この”厳しい判定”が、想像を超えてくる厳しさでビックリした。
この厳しさを維持するためには、確かに製造に専念できるオンラインショップが最適解なのかもしれない。
そのぐらいの強い味へのこだわり、品質や安全性の確保を日々続けている。
これだけ聞くと、お店の人は気難しい人柄なのかと思われるかもしれないが、全くそんな事は無い。
とても優しく明るいご夫婦で、お二人と話をしていると時間を忘れそうになるぐらい面白かった。
旦那さんは、スコーンを毎日食べ続けるぐらいスコーンが大好きなのだという。
大好きだからこそ、スコーンとの向き合い方が超真剣。
ただそれだけだ。
そして、それがスゴイ。
厳選！全4種類！
mirのスコーンは基本的には国内産の材料を使い、注文が入ってから作り始めます。
使う食材にこだわり、味のバランスにこだわり、食感にこだわり、とにかく開発には多くの時間がかかっている。
開発の中で、ボツになったスコーンも多い。
例えば、スコーンといえばチョコスコーンだが、チョコスコーンも試作でボツになったものの一つ。
どうしてもチョコとスコーンの味が馴染まず、納得がいかなくてボツになったそうだ。
チョコスコーンがボツになることがあるんだ？！こだわり半端ない！！
そのぐらいスコーンの味に厳しいからこそ、商品化まで漕ぎ着けたのは4種類のみ。
「しっとりスコーン」「ほろほろスコーン」「レーズンスコーン」「キャラメルチョコスコーン」。
この4つが選ばれし商品たちだ。
種類はこれから増える予定なので、今後のラインナップにも期待で心が踊る！
甜菜糖を使うなど、体にも配慮した優しいスコーン。
サイズは幅が5～6センチぐらいありそうで、おやつにも良いし、2、3個あれば十分な朝食にもなりそう。
お店の人に最初に食べるスコーンとしてオススメを聞いたところ、「しっとりスコーン」だそうです。
お客さんに一番人気なのは「ほろほろスコーン」で、こちらは卵不使用となっている。
どちらにしても、シンプルなスコーンが人気みたい。
これには実際にスコーンを食べた僕も納得で、本当に美味しいからこそシンプルなスコーンの魅力が際立っていた。
どこで買えるのさ！
これだけ力を入れたスコーンが、結局どこで販売をしているのか。
実は、オンラインショップの他に、佐世保市京町にある「生産者市場 マルカズ」で購入が可能です。
とにかく手軽に楽しみたいという人は、マルカズで手に取ってみるといいだろう。
時間や労力を節約したい人は、断然オンラインショップ。
オンラインショップは送料が県内だと600円かかるが、僕としてはそのぐらいは全然許容範囲。
移動時間、駐車場代などが不要で、家にいるだけで商品が届くのだから、全然600円は払っちゃう。
マルカズで試して、気に入ればオンラインショップでまとめ買いとか良いと思う。
その他、販売エリアは広がる可能性があるので今後の情報にも注目です。
ちょっと小ネタも紹介。
オンラインショップで購入した際に箱の中にある包装紙。
実は、この包装紙の角に超絶うっすらと「mir」の文字が入っています。
言われないと気付かないぐらい、超うっすらです。
注文した人は、発見できるかチャレンジしてみて欲しい。
オンラインショップから届く梱包の箱がオシャレなのにも驚いた。
これなら、オンラインショップでまとめ買いをして、お土産に人に渡すのにも良さそう。
商品、箱、包装紙、総合してのクオリティの高さはなかなかのものだと思った。
さすがは専門店！
全種類を食べてみたよ
ここからは実食編！さあ！食べるぞー！
スコーンって、お店によって味も食感も全然違う。
ふわふわのスコーンもあれば、硬いスコーンもあるし、甘いスコーンもあれば、そうじゃないスコーンもある。
どれが一番美味しいというわけじゃなく、どれが一番好みなのかという問題になってくる。
みんな違って、みんな良い。
だからこそ、自分好みのスコーンに出会うのは難しいし、出会いを求めるのが楽しくてしょうがない。
っで、mirのスコーンはどんな方向性のスコーンなのか食べて確認するよ！
このジャムが合うらしい
僕は、スコーンはそのまま食べるのが好き。
中には、ジャムを挟んだり、バターを乗せたりするのが好きという人もいるだろう。
お店の人曰く、色々なジャムを試したが、意外なことに上記写真のジャムがmirのスコーンにはピッタリだったそうだ。
本当に色々な材料、色々な商品を取り寄せ、研究者のようにスコーンと向き合っているお店の人のオススメのジャム。
これは信じるしか無いでしょ！
っということで、早速買って帰った。
エレナで600円ぐらいです。
レンジで20秒程チンして、トースターで1分ぐらい焼くと更に美味しく食べられるそうだ。
これは信じるしか無いでしょ！
っということで、ほろほろスコーンを温めてみた。
信じて温め、信じてジャムを挟んだ、信じたスコーンの完成だ！
温めると、バターの香りが一気に部屋に広がる。
手に持った感じも温め前とは全然違い、ふわふわと柔らかい。
温める前と後では、全く別の食べ物みたい。
好みによると思うが、素材の風味を一層楽しみたいという人は温める方がオススメ。
ふわふわじゃない方が好きな人は、そのまま食べる方がいいだろう。
食べ方が選べるというのも、スコーンの楽しみですねー！
なるほど！このジャムがオススメという意味が分かる！
mirのスコーンは味のまとまりが非常に良い！
素材にこだわっているいうのがダイレクトに分かるぐらい、味がナチュラル。
まるで日本料理を食べているみたいに、優しい味わいが最後まで続く。
そのナチュラルさを、このジャムの甘さは全然邪魔をしない。
このスコーン、めっちゃ美味しい。
信じて良かった！
ちなみに、温めずに食べると”ほろほろ感”がより楽しめた。
口に入れると”ほろほろ”とした食感があり、なのに”しっとり”もしている。
温めても、温めなくても美味しいので、これは本当に食べる人それぞれの好みだ。
どうやって食べるか、悩みますね！
味のバランスの良さが圧倒的！
他のスコーンも全部一気に食べちゃう！我慢できない！！
食べ物は、日が新しいうちに食べるのが一番美味しいし。
っということで、キャラメルチョコ、レーズン、しっとりスコーンを食べてみる。
しっとりスコーンは、ほろほろスコーンよりも確かにしっとり！
小麦やバターの風味も良い！
それがとってもバランスよくまとまっていて、クオリティがめちゃめちゃ高い。
一番驚いたのは、キャラメルチョコ。
キャラメルとチョコの組み合わせって、味が濃そうだと思いません？
でも、mirのキャラメルチョコは、食べると、ちゃんとスコーンなんですよ。
口の中が”キャラメルとチョコとスコーン”じゃなくて、全部の味が一つになって、ちゃんと”スコーン”なの。
これには驚いた。
これこそが、mirの目指している味の方向性なんだと感じた。
めちゃめちゃ美味しい。
特徴的だったのは、レーズンスコーンも。
実は、レーズンは2種類使われているらしい。
意識して食べると分かるが、確かに甘酸っぱさが違うレーズンの味を感じた。
レーズンは、十分に満足する量が多く入っている印象。
そして、スコーンの上にはきび砂糖。
きび砂糖が食感にアクセントを加え、なんとも優しい甘さで美味しさを底上げしてくれている。
これもですが、スコーン本来の美味しさを保ちつつ、全てを含めて一つのスコーンという味に仕上がっていた。
いやー、スゴく美味しい。
今後が楽しみなお店だ！
この方向性のスコーンは、なかなか出会えないと思う。
そのぐらい、”スコーン”という存在とmirは向き合っている。
”美味しいは嬉しい”を合言葉に、それを高い次元で実現されています。
今後、どんな商品が増えていくのか楽しみで仕方がない。
それにしても、スコーンって奥深いですね。
スコーンが好きな人も、食べたことが無いという人も、これをキッカケにスコーンの沼にハマってみてはどうだろうか。
きっと楽しい沼だと思う。
販売場所
主な購入手段は3つ！
オンラインショップ
オンラインショップ：https://scone.cafe/
SNS：Instagram
※SNSのDMからも購入希望の連絡OK
※DMからの注文の場合、支払い方法にPayPayが選択可能です
マルカズ833 京町店
住所：長崎県佐世保市下京町9-12 西海みずきビル 1階
マルカズ 生産者市場
住所：長崎県東彼杵郡波佐見町村木郷2263
県外からの旅行の参考に：旅行時の移動：
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