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一般立入禁止が巡れるツアーだと？！
佐世保は「軍港の街」であり、軍港として栄えてきたことは皆が知っていると思う。
港には当たり前に護衛艦が見えるし、米軍基地が街の中心部にある。
そして、至る所に過去の遺産が存在している。
その中には、一般立入禁止のものだってある。
今回、そんな「一般立入禁止」の遺産を見れるツアーがあるという情報をゲットした。
なんと、「旧日本海軍の秘密基地」で「地下施設」というワクワクしかない場所！
まさか、そんなファンタジーのような場所が佐世保にあるなんて。
更に、海上自衛隊の施設で「佐世保鎮守府カレー」まで食べられるという。
最高じゃないか！
早速、「金曜日限定プレミアムツアー！日本遺産を巡る 海軍さんの散歩道」に申し込んだので、その様子を紹介します。
ツアーの概要
申込み：WEB、お電話
電話番号：0956-22-6630（佐世保観光情報センター）
WEB：https://www.sasebo99.com/tour/100106
料金：3,000円（土日祝でカレー無しのプランは1,500円）
時間：9時20分～13時まで
まずは、旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館に集合
凱旋記念館に集合して、検温等を済ませます。
そこで、凱旋記念館の軽い紹介も受けることが出来ました。
さあ、ここからたっぷりと歩きます！！
動きやすい服装、歩きやすい靴で参加されることをオススメ。
僕、めっちゃ撮影機材を持って行ったんですよ。
登山かな？っていうぐらいな機材を。
普段の取材と同じ感覚で現場に行ったので、機材だけで30キロ以上あったと思う。
いやー、途中から足が産まれたての子鹿みたいにプルプルしたよね！
それぐらい、このツアーは歩きます。
なので、昼からも他の予定を組んでいる人は、疲れないように軽装での参加が良いと思う。
床のタイルに意味があったんだ！？
ガイドをしてもらいながら道を進み、「へぇー！」と思ったことがある。
それが、佐世保の道で見かけるタイル。
このタイル、佐世保の人であれば普通に見かけますよね。
これ、実はあるものをイメージしたデザインだって知っていました？
ただのモザイクタイルじゃなかったんですよ。
気になる人は、是非ツアーで聞いてみてください。
街歩きをしつつ、昔の佐世保の写真を見せてもらいながら歴史を教えてもらった。
佐世保って、本当に街全体が軍港だったんだなって思った。
結構、衝撃的なぐらいの規模で軍港してた。
この話、佐世保に住んでいたり、佐世保を知っている人程驚くと思う。
定番！セイルタワー！
まずは、セイルタワーに来たよ！
みんな、サクサク進んでいく。
写真に他の参加者が写ってないでしょ？
1人で写真を撮ってたら、あっという間に皆いなくなって焦ったのなんの。
記念写真を撮りたいなら、複数人で参加してカメラマンを決めておくといいですよ。
1人で参加されるなら、カメラを三脚固定じゃなくて手持ちでセルフ撮影が現実的。
セイルタワーは僕は以前に普通に行ったことがある。
でも、ツアーに参加して思ったのは、「ガイドがいると全然違う」ということ。
以前は、ただただ資料を眺めるだけで帰った記憶がある。
ガイドがいることで、補足はもちろん、この資料が何を伝えているかまで教えてくれる。
これがあることで、展示物の見る目が全然変わると思う。
一度セイルタワーを訪れた僕が、「セイルタワーってこんなに奥深かったんだ」って驚いたぐらいだ。
これ！これが楽しかった！
護衛艦「くらま」の操舵室を再現した展示スペース。
艦長席まであるし、こんなのテンション上がるに決まってる！
ロボットアニメが好きな人とか、絶対にこれは楽しいと思う。
佐世保海兵団兵舎跡へ
ここから、僕が一生中に入る機会は無いだろうと思っていた場所に進む。
まずはセイルタワーから少し歩いた先にある「佐世保基地業務隊」の施設。
海上自衛隊の施設に、まさか入れる日が来るなんて。
そこから、まさかの「海上自衛隊佐世保地方総監部」に入る。
めちゃめちゃ緊張するんですけど！！！！！
厳重な警備だし、一般人は絶対に入れないと思ってた場所！
しかも、佐世保地方総監部には、この橋を渡って入ります。
この橋を渡れるなんて・・・良い経験過ぎる。
実はこの橋、佐世保に住んでいる人であれば一度は見たことがあるはず。
これがその橋。
米軍基地の入り口と、佐世保バーガーで有名な「ヒカリ」の間ぐらいにある。
見たことはあるけど、どうやって渡るのか、なんのためにあるのか分からなかった人も多いと思う。
これ、佐世保基地業務隊と佐世保地方総監部を結ぶ橋だったんですよ。
一般人は渡れない橋！それがツアーだと渡れる！
佐世保地方総監部に入る日が来るなんて
佐世保地方総監部、多分一生のうちで何度も入れる場所じゃないと思う。
写真を撮っちゃいけない場所もあったりして心配なので、写真の公開は最低限にしておきます。
正門とか、写真を撮るときは気をつけるように言われます。
そういう場所に自分が入れているという感動と緊張！たまらんよ！！
では・・・・そろそろ・・・・一般立入禁止のメインの場所へ向かいます。
安全のため、その場所にはヘルメットを着用して入ることになっている。
地下施設ですからね。
ドッキドキする。
これが！日本海軍の秘密基地！
一般人は入れない「佐世保地方総監部」にあり、更に旧日本海軍の「秘密基地」だった場所。
その入口がコレだ！
真っ暗なんですけど！！
僕が小さな子供だったら、この入口を見ただけで怖くて泣いてるね。
それぐらい、異質な空間。
みんなズンズンと進んでいくので、僕も遅れて付いていく。
なんだ、この扉。
まるでゲームのダンジョンみたいな扉。
架空の世界みたいな空間がリアルに目の前に広がっているという驚き。
ここは本当に佐世保なんだろうか。
そんな気持ちになる。
写真を撮っていたら、皆さん先にどんどん進んで行く。
めっちゃ急いで写真を撮りました。
最後尾にいた参加者の男性が、僕の心配をして何度か振り返ってくださった。
その心配が嬉しかった！ありがとう！男性の方！
めちゃめちゃ特別な場所ですが、ゆっくりと撮影が出来る時間は無さそう。
ガイドさんの話を聞きながら写真を撮るか、話の隙きにササッと撮影を済ませると良いと思う。
うぉぉおおお！スゴい！
ここがメインの空間！ヤバっ！
最早、ファンタジーの世界だよ！なんだココ！！
圧巻過ぎる。
これが、海上自衛隊佐世保地方総監部敷地内の地下壕にある「防空指揮所跡」です。
このツアーでしか見ることが出来ない、超特別な場所。
当時、防衛指揮を担っており、秘密とされていた施設だ。
「軍の秘密の施設」その言葉通りの異様さが漂う空間だ。
全部真っ黒ですが、本当は真っ白な壁や柱だったらしい。
戦後の不審火により全焼して、今は天井まで全部真っ黒。
不審火にも理由があるようです。
黒焦げになっている様子を眺めていると、色々考えさせられますし、時代と歴史を突きつけられる感覚になりました。
食堂が艦内デザイン！
すごい空間を堪能した跡は、いよいよ佐世保鎮守府カレーを食べる！
これが食べられるのは「金曜日」に開催される「海軍さんの散歩道」ツアーだけ。
カレーは佐世保地方総監部内の食堂で食べます。
食堂は「護衛艦くらま」の食堂をイメージしてつくられた「くらま食堂」。
最高なんですけど！
自衛隊さんもいる中で、僕たちツアーの参加者も席に座って食事をします。
ソーシャルディスタンスを守り、パーテーションもある中での食事。
感染対策がシッカリされている中での食事なので、これなら皆さん安心できると思う。
秘密基地見学後のカレーは最高だね！
キタキター！佐世保鎮守府カレー！！
自衛隊気分が味わえる、ワンプレートで出てくるカレー！
この食堂感が味わえるというのは、本当に喜びでしかない。
カレーを食べてみると、一口目は「意外と優しい味」だと感じた。
でも、食べ進めていくと、スパイシーさと、後から来る辛さが押し寄せてくる。
食べれば食べるほどに旨味とコクが増していく感じだ。
中辛ぐらいだと思うが、いつの間にか汗が出ていたことに気付く。
最初は全年齢対象のカレーかと思ったが、シッカリとスパイシーなカレーだった。
美味しかったし、すごく満足した。
空き時間にお土産を購入
食後、少し時間が余ったので、くらま食堂横の売店に入ってみた。
中には、Tシャツやタンブラー、ネクタイピンなど色々なグッズが！
ペイペイも使えたので、思わず色々買っちゃった。
自衛隊デザインのクマのぬいぐるみとか、色々なお土産をゲット。
この後は、施設の外に出て現地解散。
このツアー、めちゃめちゃ楽しかった！
カレー無しプランなら1,500円と格安なので、土日祝にしか時間が作れない人は、そちらのプランでもいいと思う。
佐世保に隠れていた秘密の施設、興味が湧いた人もそうでない人も、これは体験してみて欲しい！
良いツアーでした！
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