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オシャレな定食屋さんがオープン
2024年10月15日、佐世保市にとっても楽しみな定食屋さんがオープンした！
店名は「いつここ」。
太陽をイメージしたという暖簾のカラーはオレンジ。
「いつも心に太陽を」という想いを込めた、心も体も元気になれる定食屋さんだ。
オシャレな店内で、普通に見えて普通じゃない定食が食べられるという嬉しいお店。
細かいところを知っていくと、”この価格って格安過ぎない？”と気付くと思う。
心に刺さる人には、それはもう深く刺さるお店だと思うので、最後まで記事に目を通してもらえると嬉しいです。
どんなお店？
まるでカフェのような雰囲気のお店！
しかし、提供されるお料理は定食なので定食屋さんで間違いない。
なかなか広い店内で、テーブル席はもちろん、カウンター席も充実している。
カウンター席はテーブル位置が少し高いのだが、これはいづれ夜を居酒屋タイムにしたいという目的があってのことらしい。
このオシャレさで定食屋さんというのも驚きだが、更に居酒屋さんに変身するなんて。
カフェみたいで、定食屋さんで、夜は居酒屋さん・・・スゴいですね。
更に面白いのは、定食メニューが半月毎にガラリと入れ替わるというところ。
お客さんの要望であったり、旬の食材であったり、店長さんが ”食べたいなー” と思ったり、様々な要因でお料理が半月毎に決定されていく。
つまり、通い続けても全く飽きることが無いというのがポイントだ。
しかも、お料理は栄養のバランスを考えて作られていて、外食をしているのに体に優しいというのが嬉しい。
いつここ というお店を一言で表すと、「健康」が一番ピッタリだろう。
健康診断に引っかかりまくっている僕にとっては救世主のようなお店かもしれないと思っている。
馴染みのあるお料理が並んでいるが、使われている食材、手作りにこだわった調味料など、お料理の中身は異質と言って良いぐらいの情熱が詰まっている。
この有り難さと嬉しさは、分かる人には分かってもらえると思う。
気取らずに食べられるお料理なのに、実は特別が詰まったお料理だという「日常」と「非日常」が混じっている喜びよ。
テイクアウトにも対応されているし、予約制でお弁当の販売もされています。
スイーツやドリンクもあるので、「何か食べたい」と思ったら いつここ に行けばとにかくどうにかなる。
店長さんについて
店長さんは女性なのですが、お話をすると面白いし、なんてエネルギーに溢れている人なんだろうって思った。
小さな縁を大切にされていて、その縁が積み重なって食材の調達等に結びついている。
関戸麹屋さんの麹、お肉屋さんから仕入れる国産肉、魚屋さん、嬉野のお茶、伊万里のもち麦などなど、聞くと錚々たる仕入先たち。
普通のお店では、これだけの食材を揃えるのは無理ではないかというぐらいに豪華な内容だ。
ご実家が農家ということで、お野菜あり、果樹園あり、天日干しのお米ありで、それをお店でも調理して出されている。
既製品は使わず、調味料やドレッシングまで自分で作り、出所の分からないものは使わないという徹底っぷり。
スゴくないですか？
意外なのは、これだけのことをしているのに、別に店長さんは過剰に健康を意識されているというわけではない。
縁を大切にしたり、食べる人に安心してもらいたいという想いをコツコツと詰め込んでいたら、こんなにも普通じゃなくなったという感じである。
話を聞いていると、これは人柄あってのことだと思うし、それだけ小さな部分にまで目を向けてきたということだし、努力を継続する大切さを感じました。
本当、良い店長さんだし、良いお店なんですよ。
メニュー表
※2024年12月現在の参考メニューです（2025年から価格改定あり）
いつここランチは定番で用意されていますが、内容はその時々で変わります。
その他のメニューは完全に半月替わりなので、一期一会なお料理だと思ってください。
こういうの、ワクワクしますね！
それにしても、金曜日限定のカレーが気になり過ぎる！！！！！
グリーンカレーやレッドカレーなど、なんでも作っているそうですが、めちゃめちゃ食べたい！！！
当然、全部お店で仕込まれています。
食べてみたいなー！！
ちなみに、オペレーションの関係でセットドリンクは最初にオーダーしないと、後から注文をすると単品扱いになるので気をつけましょう。
実食レポート いつここランチ
今回僕が食べたのは、「いつここランチ」です。
見た目以上にボリュームがあって、結構お腹いっぱいになります。
内容は、もち麦のおにぎり、関戸麹屋の生姜こうじが乗ったおにぎり、塩麹唐揚げ、副菜、味玉、かぼちゃのサラダ、野菜サラダ、野菜と麹のスープ。
それぞれのお料理がとても美味しくて、特徴が有り過ぎたので個別にしっかりと魅力を伝えようと思う。
野菜の麹スープ
野菜のスープはなかなか驚いた！
まず、食べた瞬間に塩分が少ないのが分かる。
”だけど”というべきなのか、”だから”というべきなのか、野菜やベーコンから染み出した旨みをダイレクトに感じられた。
野菜って美味しいっていうのを、強烈に感じることができて感動。
うまー！っていう気持ちと、ホッとするという気持ちの両方があった。
スゴく美味しい！
店長さんは「ジャンクフードを食べ慣れた人とかは、味を薄いと感じるかも」と仰っていた。
いやいやいや！薄いとは違う！野菜の旨みを感じる、上質な甘さを感じる”スープ”だし！
こういうスープを出せるお店って、なかなか無いんじゃないかと思う。
伊万里のもち麦
もち麦のプチプチ食感ってクセになりますよね。
僕、大好きなんですよ。
そして、この伊万里のもち麦なんですけど、食感も良いけど香りも良い！
実は僕、お米ってそのまま単体で食べるのが苦手で、何かと一緒に食べるのが好きだったりする。
でも、このもち麦は、これだけでいい！これだけを食べ続けられる！
良い食べ物って、それだけで美味しいんですね。
ってか、めっちゃボリュームがある。
もち麦だけで、お腹が膨れてきた。
生姜こうじが乗ったおにぎり
スープ、もち麦と、自然派のような美味しさを感じていたら、次は関戸麹屋の生姜こうじのガツンとした濃厚な美味しさ！
関戸麹屋は以前に取材に行ったことがあり、そこで僕は生姜こうじを激推ししていた。
もうね、本気で美味しいの。
ガツンと生姜！濃厚な味噌のような味わい！
これが、もちもちな白米の上にたっぷりと乗っている。
シンプルに最高よ。
お米は美味しいし、日本人に生まれてよかったー、佐世保に住んでいてよかったーってなった。
関戸麹屋を詳しく知りたい人は、過去記事を参考にされてください。
ひじきの煮物
ひじきの煮物って、僕は自分では作らないけど、お店では好きでよく買って食べている。
生産者直売所やスーパーはもちろん、コンビニでも買って食べている。
僕にとっては定番だし、多くの人にっとても定番で、何となく「ひじきの煮物ってこんな味」というのが誰にでも想像できると思う。
でもね、いつここ のひじきの煮物は違った。
食べた瞬間、想像と違う味が口に広がって「おっ？！」ってなった。
想像と違うんだけど、めちゃめちゃ美味しい。
甘さもそうだし、何だろう・・・味付け？が違うのか？
まろやかで味に角が無いし、とっても食べやすい。
思わず、使っている調味料を店長さんに聞いちゃったけど、何か変わったことをしている感じじゃない。
不思議だ。
調味料のバランスなのかもしれないが、地味に今まで食べたことがない ひじきの煮物 だと思った。
いつここ のひじきの煮物、めっちゃ好き。
かぼちゃのサラダと野菜サラダ
野菜のサラダには、自家製のドレッシングがたっぷり。
醤油と玉ねぎの和風ドレッシング。
ドレッシングって手作りするとシンプルなのに美味しいんですよねー！
あと、かぼちゃのサラダもめちゃウマっ。
想像していた味と全然違って、かぼちゃの過剰な甘みや青臭さが一切無くて上品。
中に入っているベーコンの香りも良い。
味玉
味玉って良いですよね！めちゃめちゃ好きなんですよ！！
まさか、味玉が定食で1個丸ごと食べられるなんて！！
自家製の味玉なのですが、卵が超新鮮らしい。
新鮮な卵って、殻を剥くのが大変なんだって。
そして、いつここ では殻を剥くときは氷水の中で剥いているそうだ。
この季節に・・・氷水で・・・？
震えるね！
そんな苦労をした末に完成する味玉ですが、激ウマよ。
半熟で、噛むと口の中で溢れ出る黄身。
最高です。
優しい醤油の香りが食欲を刺激して、もう一気に食べ切っちゃった。
塩麹の唐揚げ
最後は唐揚げ！
塩麹の唐揚げで、シンプルに生姜とニンニクで味付けをしているそうです。
食べてみると、ガツンと生姜とニンニク！
柔いお肉で、噛むと肉汁が溢れてくる。
めっっちゃ美味しい。
聞くと、国産鶏もも肉を使っているらしい。
いやー、この いつここランチ、安過ぎるでしょ。
食材、手間を考えても、この値段で出しちゃいけない内容な気がする。
しかし、食べる側としては最高過ぎる。
自家製ドリンク
セットドリンクについても紹介したい。
セットドリンクの中でも特に気になったのが、自家製ドリンクだ。
店長さんが、自ら「ジンジャーエール」「はちみつレモン」のシロップを漬けている。
絶対美味しいじゃん！
って思って飲ませてもらったのだが、めっちゃ美味しかった！！！！
ジンジャーエールとか、もう生姜！完璧に生姜！！うんまい！！
コップの底に残った細かい生姜を最後に食べる瞬間とか幸せそのもの。
はちみつレモンも優しい味で美味しかったし、セットでドリンクを注文するなら自家製ドリンクを絶対にオススメする。
デザートまで食べられる
デザートなのだが、お店の仕込みに余裕があれば用意されているという出会えればラッキーなものだ。
めちゃめちゃ驚いたのが、クリスマスまでの期間限定で出しているという「いちご松ぼっくり」。
めっちゃ「松ぼっくり」だ！
その可愛い形に驚いたが、もっと驚いたのは中身。
大きなイチゴが入っているじゃないか！デッカい！！
食べると、サクサクのシリアル、甘いチョコレート、果汁が溢れるイチゴという順番で食感や味を楽しめます。
イチゴがジューシーでうまい！！！！
これで価格が330円というのだから、ランチのセットデザートとして注文して損はないと思う。
あと、食べたのがリンゴのパウンドケーキ。
デカいな。
写真じゃ伝わらないかもしれないけど、1枚がお菓子屋さんで売ってるパウンドケーキ3枚分ぐらいあると思う。
それが2枚も付いて440円。（本来なら、更にバニラアイスが添えてある）
※1カット持ち帰りは220円
食べると、超しっとり食感。
リンゴの爽やかな香りが漂い、食後にドリンクと一緒にホッとした時間を過ごすのにピッタリ。
まとめ
まさか、ここまでボリュームのある記事になるとは思っていなかった！
それだけ、店長さんがお料理の隅々まで気を配っているということなのでしょうね。
実際に「行って」「食べて」みないと、やっぱりお店の魅力って分からないなって思った。
想定していた雰囲気、想定していたお料理よりも断然素晴らしくて、お店に行って良かった感じました。
いつここ は絶対にリピートしちゃう。
だって、毎日でも通いたいぐらいだもの。
体に優しくて、小さな特別がたくさん詰まったお料理を探している人は、是非お店に足を運んでみてください。
店舗詳細情報
住所
長崎県佐世保市常磐町5-5 サンクル三番館106
営業時間
11時〜15時（土曜日：16時まで）
夜もいづれ営業予定
年末年始：2024年12月28日（土）まで営業、年明けは6日から営業
電話番号
090-3287-1255
※予約対応はされていません
定休日
日曜日・第1と第3土曜日休み・不定営業あり
Instagram、Googleマップを更新されているのでチェックしてください
支払い方法
現金、Pay Pay、交通系IC、クレジットカード
駐車場
無し
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