旧佐世保海軍警備隊田島岳高射砲台跡
田島岳とは、今の弓張岳。
展望台として有名な弓張岳ですが、そこに旧佐世保海軍の高射砲台跡が存在します。
佐世保の歴史は軍港としての歴史でもあるので、佐世保を知ることが出来る貴重な場所。
そんな田島岳高射砲台跡に行ってきました。
場所はココ
長崎県佐世保市小野町
弓張岳展望所の敷地内にあります。
展望所には広い駐車場もある。
展望所の反対側
弓張岳の第1展望所の反対側に向かいます。
景色を堪能した後に、ついでに日本遺産を見学してみるといいかも。
とりあえず、どんどん先へと進んでみる。
程よい広さの公園で、軽い散歩コースにも良さげ。
お弁当を持ってきている人、犬の散歩をさせている人など、様々な人が公園にいました。
41号電探跡
まず初めに見えたのが、この電探跡(でんたん)。
電探とはレーダーのことで、「電波探信儀」(でんぱたんしんぎ)の略称。
1942年に装備されたそうですが、そんな昔にレーダーが実用化されていたんですね。
公園!キレイだー!
良く整備されていて、すごくキレイな公園。
芝生も植木も手入れが行き届いている。
こんな場所に、歴史的な遺産が普通にあるという驚きと違和感には感動します。
これが二番砲座
公園内に、突如として現れる異質な場所。
これが、砲座らしい。
昔は、この中心部に大砲を固定していたんですね。
更に奥には、第一砲座
砲座って、一つだけじゃなかったんだ。
結構本格的な警備施設だったのかも。
それにしても、やっぱり遺産は現代とは違う、異質な雰囲気を強く感じる。
更に奥には・・・これは弾薬庫!
弾薬庫って、インパクトがある!
レンガ造り、覆う苔、時代を感じます。
日本遺産は多く回ってきたつもりですが、毎度のことながら歴史の跡がこんな目の前にあるというのはスゴイと思う。
旧佐世保海軍警備隊田島岳空戦指揮所跡
田島岳空戦指揮所跡は、但馬岳公園内にあります。
但馬岳公園は、弓張岳展望所の駐車場を奥に進むとすぐに着く。
歩いて行ける程の距離なので、砲台跡まで来たら是非ここまで寄ってみて欲しい。
ここに駐車場あり
奥の方までは、車でも進むことが出来ます。
駐車場まで行ければ、空戦指揮所跡までは歩いてすぐ。
少し登る
ここもキレイに整備されていて、お散歩コースになっているみたい。
すれ違う人同士で「こんにちわ~」と挨拶を交わしつつ進んで行く。
おわっ!それっぽい!
上まで歩いて行くと、急に雰囲気が変わった!
目の前に見えているので、どんどん突き進んでいく。
これが、空戦指揮所跡
この空戦指揮所跡までをまとめて「田島岳砲台」と佐世保海軍では呼んでいたそうです。
近くには銃座跡もあるみたいですが、そこまでは見つけきれず。
絶景かな、絶景かな!
すぐ上は展望所になっています。
歴史的な遺産から望む佐世保!
こういう場所は、もっと多くの人に知って欲しいですし、実際に足を運んでみて欲しい。
他にも、色々な跡がいっぱい
兵舎跡、烹炊跡(ほうすい)などがあります。
烹炊とは、煮炊きをする台所のこと。
ここには生活もあったんだな~と勉強になる。
本当、佐世保ならではな場所
こういう場所があるって、本当に貴重。
当時の歴史を知ることが出来る、日本遺産にも指定されている場所です。
しかし、軍関係ということもあってか興味を持って知ろうという人は少ない印象。
好き・嫌い、興味がある・ないに関わらず、一度実際に目にしてみてもいいと自分は思います。
せっかく佐世保に存在する貴重な場所、体験してみて欲しいです。